宅建士試験のみならず、どんな資格試験でも学習計画の立て方が非常に大事になってきます。
効率の良い学習計画を立てて勉強することでぐっと合格へと近づきます。
では宅建試験はどんなスケジュールで勉強すればいいか?今回はそれについて考えてみたいと思います。
宅建はそこまで時間かかる試験ではない!!
宅建士試験のような中期期間的な資格試験です。
これはどういうことかというと、範囲が馬鹿みたいに広すぎるわけでもなく、科目数が多いわけでもないという試験だということです。
後述しますが、全科目を1通り、インプットするのにそこまで時間がかかりません。
ということで勉強の順番も大事といえば大事なのですが、いっそのこといっぺんにやってしまう方が良い場合もあります。
一般的に宅建士試験で勉強する科目の順番はというと、民法などの権利関係と宅建業法の順で勉強します。それら以外は特に勉強する順番はないと思います。
権利関係→宅建業法という流れになります。
つまり、基本的に各科目間で関連性のあるのは、民法と他の借地借家法や不動産登記法、区分所有法などの権利関係と宅建業法だけということになります。
ということで、それら以外はどの科目からはじめようと基本的には問題ないわけです。
実は民法の理解がなくても宅建業法の勉強で困るのはごく一部です。
例えば、手付のところだったり、瑕疵担保のところだったりします。まだ勉強していない人にしてみれば、ちんぷんかんぷんかもしれませんが、いずれわかりますので今は気にしないでください。
全科目を同時に学習する!!
ということで、宅建の試験勉強は全期間、全科目を学習するというのが私のオススメです。
何を言ってんだ?そんなことできるわけないだろうと思われるかも知れません。
ですが、可能です。私はそんな感じでスケジュールを組んでいました。
なぜ、このような計画をオススメするかというと、記憶的に有利だと思うからです。
意味が分からないという方は下の考え方を見て下さい。
イメージとしては、壁にペンキを塗るときに一部分ずつ完璧に塗って完成させるか、全体を薄く何度も塗って完成させるかの違いです。
例えば、前半期は民法に絞って勉強する、後半期は民法を一切やらずに他の科目を勉強していくというスケジュールを考えてみましょう。
そうなると、後半にやった他科目は新鮮な記憶といえるでしょうが、前半にやった民法の記憶はどうでしょうか?
古い記憶となってしまいます。
忘れてはいけないのが人間は忘れる生き物ということです。
基本的には時間が経てば経つほど、古い情報というのは忘れやすいのです。
さっきのペンキの例でいえば、記憶的には断然、後者の方が強いといえるでしょう。
なので、そうではなく次のようなスケジュ—ルとなるように勉強していくことをオススメします。
全科目をインプットとアウトプットなどに分けてやるということです。
ちなみに、全科目1日で完成できるとも限らないので、3日くらいかけて全体を網羅的に学習して、それを何セットも何セットも繰り返していくというのも効果的だと思います。
とにかく、一周でも網羅的な学習ができたら、勉強の進み具合も早いと思うので、短いスパンで何度も何度も復習していきましょう。
そして、わからなくても立ちどまったりもしないことです。
それが合格への近道だと思います。
別に科目ごとに前半期は宅建業法、中期は他科目、直前期は全科目と区切ってやっても全く合格できないわけではありませんが、短期合格を目指すのであれば、なるべく全科目を短期間でそれを何度も繰り返した方が良いっと思います。
参考までに。