過去問よりも模試の点数が下がる!?どうして?その理由とは

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

宅建士試験、直前期となると市販の予想模試や予備校や通信講座主催の模試などに取り組む受験生も少なくないと思います。

むしろ、過去問→予想模試、それが勉強の王道だと思います。

そんなときにおこる現象として、過去問では高得点取れていて全然合格基準点を上回るのに、模試だとギリギリの得点というものです。

模試の結果が過去問演習の結果よりも悪い!!ショック!!

こういう現象は宅建士試験のみならず他の試験でも起こりうることです。

私もそうでした。

ではなぜこういった現象が起こるのでしょうか?

ちなみに関係ないですが、管理人は貧乏なので、予備校の模試ではなくて、市販の模試をやっていました。

まぁ独学の方だと市販の模試をやる方が多いと思います。

ただ、試験慣れしていない方は予備校主催の模試などに参加されることをオススメします。

本試験の雰囲気を少し味わえると思います。

本試験当日の緊張具合が少しは緩和されると思います。

スポンサーリンク

どうして!?模試だと点数が下がるのか!?

さて、どうして、模試だと点数が下がるのでしょうか?

自分の実力が足りなかったせいなんでしょうか?

考えられる原因としては、以下の点があげられます。

模試は難しく作られている!?

まず、模試は難しく作られているからだと思います。

模試があまりにも簡単に作られていたら、どうなの?ってことになると思います。

もしも、模試で高得点を叩きだした人がいたととしたら、その結果に喜んでしまい、勉強の手を緩めてしまうということも考えられます。

そうなると、模試としての警告的な意味もなくなってしまうわけです。

もちろん、あまりにも模試が本試験とかけ離れている難易度だとそれはそれで問題ありだと思いますが、ある程度は難しくしているのではないかというのが私の予想です。

もちろん、模試は実力を測るバロメータであるため、ある程度は正確でなければなりませんが、それは本音と建前みたいなものなのでしょう。

ちなみに私は別試験で3社くらいの市販の模試をやってみましたが、どの模試も難易度はバラバラでした。

つまり、出版社ごとでも模試の難易度が違うということです。

もしかしたら、あなたのやった模試が単純に激ムズだったということもあるかもしれません。

高得点なのは過去問に慣れているだけ!?

次に過去問をやりすぎて慣れてしまっていて、高得点になっているだけというパターンです。

これも非常に多いんでないかと思います。

模試ももちろん、過去問をベースに作られていることは作られていると思いますが、模試を初めて受ける人からしてみれば、初見の問題ということになります。

ということで、過去問では見慣れている問題、模試では初見の問題ということになります。

当然、慣れている問題の方が得点が高くなるのは当たり前の結果といえるでしょう。

ちなみに過去問3回目で45点取ったとしても本試験で45点とれる実力があるとはいいがたいです。

自分は過去問に慣れてしまっているのか?

そのチェック方法として、問題を最後まで読まなくても答えが分かるという状態になっていれば、それはもはや問題自体を記憶している言えるでしょう。

自分にとって、類題でもいいので初見の問題に当たるようにしましょう。

模試と過去問どっちの点数が信用できるの?

この問いに対する私の答えとしては、どっちというよりも、まったくの初めての過去問の点数がもっとも本試験に近いと思います。

もちろん、試験直前期の得点です。

例えば、過去10年の過去問演習をしていましたが、平成27年度の過去問だけ直前期まで忘れていてて、まったく手を付けていなかったとします。

そしてそれを直前期にやってみました。

はい!!その得点が本試験にもっとも一番近い数字だと思います。

考え方によっては、平成27年度の試験は過去の本試験なわけですから、まっさらな状態で本試験を受けるのと変わらないということです。

なのであえて、1年度まったくやらない年度を決めて、直前期に力試しするというのもいいかもしれませんね。

次いで信頼できるのはやはり、模試でしょうか。

多少難しく作られていると考えれば、模試+αが本試験の点数に近いと言えそうです。

過去問の焼き直しが少ない民法は不安定な得点の原因?

点数が安定しないという要因として考えられるのがずばり民法です。

たびたび民法の話をして申し訳ありませんが、民法の問題というのは事例問題では沢山のパターンの問題が作れてしまいます。

ということで焼き直しが少ないといえると思います。

なので、過去問を繰り返して解くような対策では、実は得点は安定しません。

やはり本質を理解していないと、解けない問題も多数あると思います。

ということで、しっかりとした理解が必要ということになります。

ただ、宅建士試験に合格するには民法をみっちりと勉強するのはあまり効率的とはいえません。

なので、民法以外の科目、宅建業法などで得点を安定させる方が得策ということになります。

得点が安定してこない人はそこを意識してみるといいでしょう。

得点を見て、宅建業法などにまだ伸びしろがある場合は、そこを徹底的に伸ばしましょう。

民法などの権利関係の伸びしろを伸ばすよりも簡単ですし、早いです。

どうすれば、本試験で高得点を取れるのか?

これらを踏まえて、どうすれば本試験で高得点をはじき出すことができるのでしょうか?

私が思うに、まずは過去問を完璧にしましょう。

ここでポイントは完璧なんだけど、完璧になりすぎないという点です。

つまり、3回解ける問題を4回もやらないということです。

そして、多くの問題にあたることが非常に大事だと思います。

多くの問題にあたれば、初見の問題に多く触れられるということです。

そうすれば、初見に近いであろう本試験にも十分対応できるというわけです。

そして、根本である要点の整理をしっかりしましょう。テキスト内容を入れずにアウトプットのみで対策をすると、どうしても応用が利かなくなってしまいます。

やはり根幹となる知識、基礎固めをしっかりとすることです。

当たり前のことですが、これらをしっかりとやることで高得点は取れるでしょう。

ぜひ、本試験合格してください!!!