以前、宅建士試験の勉強の順番を書いたことがありましたが、本試験の問題を解く順番については書いていませんでした。
ということで、今回は本試験の解く順番について書きたいと思います。
えっ!?問題って1番から順に解いていけばいいんじゃない?って思う人がほとんどだと思います。
確かに最初から順に問題を解くのがオーソドックスだと思います。
ただ、それをオススメできるのは、民法が得意な人と全科目しっかりと勉強した人に限ります。
それはどういうことかというと・・・
民法を後回しにするのがオススメ!!
私は本試験では民法を最後に解く後回し作戦をオススメします。
これには心理的な効果、そして時間的な効果があります。
ここからは民法は難しいという前提で話させていただきます。
まずは心理的な効果、やはり最初から難しい問題に当たると、全部の科目が難しいんではないか?という先入観が出てきます。
そしてネガティブな気持ちでその後の問題を解くことになるのであまり心理的にはいいものとは言えません。
サッカーでもそうですが、やはり先制されて追い越すよりも、先制して守り切る方が心理的にも楽です。それと一緒です。
そして、これは次に説明する時間的な効果にも関係しますが、制限時間を気にしながら問題を解くというは非常によくありません。
よく、10秒で答えるというクイズがありますが、短時間という制限時間を設定されただけで焦りから問題が解けなくなる、頭が真っ白になるということも多いと思います。
そして、時間的な効果はやはり民法などの権利関係は問題を解くのに時間がかかってしまうということです。
いわゆる知識問題が少ないからです。事例問題などの方が圧倒的に多いからです。つまり暗記が通用しないということです。現場で考えて答えをださなければならないのです。
その分、宅建業法や法令の制限などと違って時間がかかるというわけです。
宅建士試験の科目の中で一番時間がかかる科目なのが民法だと思います。
以上、この2点の理由から民法の後回し作戦をオススメします。
私も本試験では民法を最後に解きました。
順番を変えて本試験を望むときの注意点とは!?
ということで自分の得意な科目からやるなど、試験の解く順番を変えることはある意味、テクニックと言えます。
それで合否に影響があるのならば、どんどん活用していけばいいと思います。
私も直前の模試演習からやってみました。
そして、本試験でもこっちの方が良いかなと思って取り入れてみました。
ただ、これには一つ注意があります。
それはマークミスの可能性が高くなるということです。
そこで必ず自分が意図したものと同じくマークできているかどうか確認する時間を必ず取りましょう。
マークミスして、大量に失点するのは本当にもったいないことです。
実力がなくて不合格になるのは当然のことですが、合格する実力がありながら、合格しないのは非常に残念に思います。