資格試験というのは出題頻度というものがあります。
毎年出題されるような問題を落としてしまう、これでは合格は厳しくなってしまいます。
宅建士試験でもそれは同じです。
まず出題頻度の高い問題を優先につぶしていきましょう。そして、出題頻度の低い問題これは、しっかりと勉強する必要はありません。
もちろん、できるに越したことはありませんが、レベルCというような難問、受験生のほとんどが解けません。その問題を落とすことよりも、レベルAの問題を落とすことの方が大問題です。
難問も基本的な問題も1点であることには違いありません。テレビ番組のクイズのようにレベルCの問題を解いたからといって、3点加算されるわけではありません。
あやふや知識よりも確実な知識を!!
つまり、手を広げて全問薄い知識というよりも、出題頻度の高い問題を確実にする方が大切だというわけです。
出るか出ないかわからない問題を対策するというのはあまり効率的とは言えないからです。
これは試験の鉄則といえると思います。
よく学生時代は黒文字(教科書に書いてある重要な定義など)のみ勉強していれば6~7割は得点できると言われていました。
これを当てはめると非常にわかり易いと思います。
宅建士試験の合格基準点は例年、33点から36点ぐらいだと思います。つまり全体の7割くらいが合格なのです。
さっきのことを当てはめると、黒文字+アルファで合格できるというわけです。
つまり宅建士試験も出題頻度の高いところ、プラスアルファで合格できるということになるのではないでしょうか。もちろん、合格する確率を上げたいならば、出題頻度の少ない論点までも理解する必要があります。
国家試験の多くは6割から7割で合格です。つまり、完全に全部を網羅する必要はあまりないということです。
あとは自己満足だけの話ということになります。
私的には45点で合格しようが37点で合格しようが特にこだわりません。両者とも合格ならば扱いは一緒だと思います。
満点は一応狙う!!
ここまでの説明だと、合格基準点だけ超えれば、内容はどうでも良いという風に捉えられてしまうと思います。でも宅建試験は気持ちだけでも満点を狙う必要があります。それはどういう意味かといいますと、あまり戦略的にはならずに捨て科目などを作らずに全科目まんべんなく勉強するということです。
ただ、勘違いしないでほしいのが全科目まんべんなく、100パーセント完璧にするというわけではありません。
大事なのは全科目かならず勉強するということです。その力の加減は各科目違ってもいいということです。
それらのことを意識しながら学習していくといいと思います。
一問一問大切に拾っていくことが大事です。特に基本的な問題は絶対落とさないようにしましょう。一応は宅建士試験は相対的な試験です。
みんなのできが悪ければ、合格基準点が下がります。
ものすごい難問が出たというときは、ライバルも解けないものだと思ってください。非常識なレベルの問題が多かったという場合は合格基準点も下がるはずですから。
基本的な問題をしっかりと取っていくこと、プラスアルファでライバルを引き離すことができればそれで良しだと思って下さい。