宅建士試験、過去問ほど良質な問題はありません。
なぜならば、タイトルの通り、過去問は過去の本試験だからです。
例えば、平成25年度の過去問を本試験同様の条件でやってみたとします。
そして、得点は45点でした。そうなると、あなたは平成25年度の宅建士試験に合格したのとほぼ同じことなのです。
なので、過去問はあなたの実力を測る非常に正確なバロメーターといえるでしょう。
また、宅建士試験は比較的過去問の焼き直しが多い試験だということが知られています。
なので、数年分の宅建士試験の過去問で合格基準点を大きく超えているという受験生であれば、ほぼ合格すると思います。
それくらい宅建士試験において過去問は大事なのです。
これが行政書士試験だとまた話が変わってきますが、その話はまたの機会に(笑)
さて、過去問の実際の活用例は、もちろん本試験同様の条件で一通りやってみることです。
ただ、勉強始めた段階でやったとしても、問題の意図していることも理解できずに終わってしまうでしょう。
極端な話、初学者にはただの漢字とひらがなの羅列にしか見えないと思います。
そんな状態で挑戦しても無意味ですし、時間の無駄です。
過去問をやり始めるタイミングは!?
基本的に過去問に挑戦するタイミングとしては、勉強開始して1カ月たったくらいが良いと思います。
ざっとインプットが終わったあたりくらいが良いと思います。
ちょっと自分で知識がついてきたなぁと思ったころがやり頃です。
そして、大事なのが過去問を終えた後の行動です。
まずはしっかりと自分の得点を確認することです。20点であれば、自分の学習状況は芳しくないと思えばいいですし、40点ならば順調に言っていると思えば良いと思います。
とにかく、自分がどの位置にいるのか確認をしてください。
そして、修正していく。過去問→修正の繰り返しを行いましょう。
さらに、可能ならば分析を行ってください。どの分野が苦手で、どの分野が得意なのか、そして伸びしろがあるのか、ないのか、改善までにどのくらいの時間がかかりそうなのか、試験日までに間に合いそうなのかを確認してください。
宅建業法が満点近い状態で30点取れているのと、宅建業法がまるでダメで30点取れているのとではまったく違います。当然後者の方が伸びしろがあるというわけです。
つまり同じ得点だとしても内容によっては全然合格に近づいていない場合があるということです。
その辺を理解して、宅建士試験のバロメーターとして利用してください。
とここで、予想問題は必要かどうか気になるところですが、個人的には必要か不要かで言えば1冊程度は市販の予想問題集を買った方が安心かと思います。
ちなみに私は買いました。
また予想問題集に関しては別記事にしたいと思います。
まとめると過去問は過去の本試験なのでもっとも重要な問題集といえるでしょう。そしてやり始めるタイミングも非常に大事です。
合格するにはうまく利用しましょう。