宅建士試験を舐める人が多くいます。そのために年に一回のチャンスを棒に振ってしまう人が後を絶ちません。
なぜ舐めてしまうのだろうか?そんなことを考えてました。
まず、私が思うに、舐めるというのは大別して二つあると思います。
一つ目は試験の難易度なんかを先入観で舐めてしまうパターンです。よって、勉強不足となり、不合格になってしまうタイプです。
私も一回目はこのパターンでした。
「宅建なんて簡単だろ」と思っていました。
大間違いでした。
そして、今回説明するのは、もう一つのパターンです。
それはどんなパターンかというと、市販の模試や過去問演習での出来を勘違いすることです。
つまり、得点の捉え方を間違いるパターンです。
上出来ではないのに、上出来と錯覚して勉強しなくなるパターンです。
例えば、試験1週間前に模試で30点取ったとします。
これに関して、あなたは上出来だと満足しますか?
満足とはいかないまでも、そう落胆することはないと思います。
まぁ年度にもよりますが、およそ35点を取れば、合格ラインに行くんですから。
一見、卑下するような得点でもないですし、焦る必要もないような点数です。
ですが、焦ってください。
これ、数字のマジックのようなもので、たった5点しか差がないように思えますが、100点満点に直すと、10点の差になります。
つまり、50問の内の貴重な5問をさらに取らないといけないということです。
案外簡単なことではありません。
これが宅建の落とし穴です。
一問の価値が大きいのです。
ここで安心するようではダメだということですね。
そして、ある程度勉強したら、20点や25点なんて簡単にスコアに出ます。
これが舐めるにつながってしまうのだと思います。
私が思うに本当に安心するのは、模試や過去問で初見問題で40点行けば安心して良いと思います。
ただし、これはまったく勉強をやめていいというわけではありません。
勉強しなくなれば知識が停滞してくれるわけではありません、徐々に消失していくわけですから、メンテナンスは必要というわけです。