宅建士試験と行政書士試験、資格予備校でも必ずと言っていいほど、この2つは講座があります。それだけ両資格は人気だということです。
果たしてどっちを取ればいいんでしょう?
悩まれている方も多いと思います。
まずは2つはまったく異なった資格だと思ってください。難易度から転職に有利不利といったことまでまったく違います。
それではこの2つの資格の違いってなんなんでしょう?
両方の資格試験に合格した経験のある管理人が徹底比較してみました。
宅建士試験と行政書士試験の違いとは?
難易度はどっちが上?
まずは難易度からです。
これはご存知の方も多いと思いますが、断然難しいのは行政書士試験になります。
勉強時間だけを単純に比べても宅建士試験の約3倍努力しなければいけません。
そして、努力がすべて実るとは限らないのが行政書士試験です。
最近ではさらに難化傾向にあるようです。
そして一般知識があるので、多少の学歴は必要となってきます。
もちろんどちらの資格も受験資格上は実務経験も必要ありませんし、学歴も不問となっています。年齢に関しても不問ですが、登録には一定の年齢制限があったはずです。
ちなみに合格率だけで見ると、行政書士試験は10%未満の年度が多く、宅建士試験はほぼ毎年15%といったところです。
将来性は?
次は将来性(転職や就職など)についてです。
あくまでもこれは個人的な意見ですが、将来性に関しては未知数でありますが、宅建士の方が安定性はあると思います。
まず就職先が多いということです。つまり宅建の方が求人数は多いです。
一方、行政書士は求人は少ないです。
独立が基本の資格なので、そもそもサラリーマン的な要素は基本的にはありません。
行政書士としては行政書士法人にしか雇用されることはありません。
ということで大手の事務所で働くということになるのがほとんどだと思います。
一方、宅建士は起業する方が稀なだと思います。
多くが不動産会社などに勤務されることになるでしょう。
まとめると、安定性を求める人は宅建士、起業家になりたい人、野心がある人は行政書士といった感じです。
知名度は?
最後に資格のネームバリューです。
知名度は圧倒的には宅建ではないでしょうか。
行政書士も全くゼロというわけではないと思います。カバチタレの影響で世間にはある程度知られていると思いますが、一般的な知名度で言ったら、宅建だと思います。
社会人の認知度は抜群だと思います。世間的にも老若男女に知れ渡っている資格といえるでしょう。
私も、知人に話をしたときの反応は宅建士の方が良いです。
価値的にはそれは難易度の高い、行政書士に軍配が上がると思います。
さらに上の法律系資格にも行きやすいという点でも、軍配が上がります。
行政書士から司法書士へと宅建士から司法書士へとだったら、やっぱり行政書士試験の方が科目も難易度も宅建士試験と比べたら共通する部分が多いので、行政書士試験合格者の方が有利です。
とこのような、違いがあります。
どっちが良いかは自分次第!!
それぞれ、一長一短があります。
なので、どっちがいいかなんて一概には言えません。
自分に合った資格を選ぶに越したことはありません。
他人がどうこう言おうが決めるのは自分次第です。働くの自分ですし、対価として返ってくるのも自分です。
また、時間の都合や自分の現状も考慮しなければいけません。
いくら意気込みだけすごくても時間がまったく取れないのでは、合格も危ぶまれます。
両方とっている管理人ですが、本当に大事なのは取得した後の行動だと思います。