宅建士試験でも行政書士試験でもどんな試験でも要点だけをさらっと整理したテキストが売っています。
本当に要点だけを箇条書きしたようなテキストです。
重要な部分を切り出しているので、当然基本書よりも厚さもかなり減ります。
書店で分厚い基本書の隣にこんなにも薄いテキストがあったら手を伸ばしたくなる気持ちもわからなくはありません
参考書の薄さは、モチベーションは比例するので、初学者としてみれば、こんな魅力的なテキストはないでしょう。
要点整理はあくまでもサブテキストとして!!
要点整理は非常に魅力的です。
やはり要点整理はあくまでも要点整理でしかありません。
間違ってもこれだけで合格できるとは思わないようにしましょう。
はっきり言います、宅建士試験だけでなくても、それだけで合格はできません。
そもそも、こういった要点整理系のテキストはあくまでも基本書を十分に通読した受験生向けに時短アイテムとして、発売されています。
なので、これだけやればいいですよというものではありません。
つまりは基本書ありきで学習しないとまったく理解できずに、さらには応用問題にも対応できなくなります。
私も何冊かこういった類の薄いテキストで勉強したことがあります。
いきなり、薄いテキスト読んでも理解できない!!
その経験から言わせてもらえば、はじめから要点整理系の参考書だけみても何がなんやらわけがわかりません。
用語の定義も書いてないことが多いです。
そして、理由も書いてないので、行間がまったく読めません。
ということは、あんまり効果的な学習とは言えないのです。
試しに読んで見るとわかると思います。まったくほとんど内容が入ってこないでしょう。
時短アイテムとしては使える!?
ただ、本来の使い方通り、最終確認、時短アイテムとして使うには抜群の効果を発揮します。
よく基本書をまとめて、ノート作りをする人がいますが、それを出版社がやってくれたようなものです。
自分で作る必要がなくなるわけです。
こんな楽なことはありません。
完成されたものを何度も何度も読み込めば、非常に効果的です。
これがあれば、ノートづくりなんて必要ありません。
そもそもノートづくりなんて必要ありませんが・・・。
ノート作りって無駄です。
良くまとめる作業をすること自体が記憶に良いとか、書いて体で覚えるのが記憶に良いとかそういう説もありますが、確かにいいのかもしれません。
ただ、長時間それに費やしても、おもったほど効果はないでしょう。
そして、だんだんだんだんノートづくりが苦痛になってきて、ついには勉強をやめてしまう。
私の経験上、こういったことが何度かありました。
そして、ノートづくりからテキスト熟読型に変えました。
それからといもの、資格試験に合格できるようになりました。
少し脱線してしまいましたが、ノートを作って要点をまとめるよりも市販のものを買った方が、時間も短縮できますし、何よりも最適なまとまり方ができているはずです。
間違った使い方さえしなければ、こんなに素晴らしいものはありません。
ぜひ、使ってみてください!!