私が宅建士試験の勉強を開始した当初、最低限の労力で合格を目指していました。
そこで、宅建士試験で捨てることができる範囲はないだろうかと情報収集していました。
その中で出てきたのが
不動産取得税や固定資産税などの不動産にかかわる税は捨てた
という合格者の記述でした。
不動産の税は捨てるべきなのか?
初めは私もその情報を鵜呑みにしていましたが、学習を進めていくうちに税は捨てるべきではないなと気づきました。
というのも、意外と簡単だったからです。
そして、暗記的な要素が強く、得点につながりやすいからです。
確かに配点は少ないですが、捨てるとまではいかないでしょう。
ただし、税にも種類がたくさんあるので、ヤマを張るぐらいのことはしても良いと思います。
例えば、印紙税や固定資産税のみを集中的にやることぐらいは効率的な学習といえるかもしれません。
実は私の場合はFP3級を持っているので、不動産にかかる税が試験範囲でしたので、基礎的なことは知っていました。
管理人の場合はそれもあって税は捨てるべきではありませんでした。
宅建士試験に捨て科目はない!?
そもそも、宅建士試験は捨てる科目や範囲はほとんどありません。
全部の範囲をまんべなく勉強するということが大事だと思います。
それは科目によっては力の入れ加減はありますが、捨てるというのは得策ではありません。
宅建士試験はそいう試験です。
ただ、効率良く合格するには、民法だけは深入りしないことです。
民法にかんしては詳しく別記事にする予定ですが、民法を突き詰めていくととんでもない時間が掛かります。
基本書のページ構成を見ていただければ分かると思います。配点が10点なのにかかわらず、テキストの半分くらいを占めています。
簡単に言うと、民法は覚えることが多いわりに、配点が高くない!!
ということになります。
そして、不安定な科目です。年度ごとに難易度が変化しやすい科目なのです。
それならば、配点の割には覚えることが少なく、過去問の焼き直しが多い宅建業法などに注力した方が良いというわけです。
とにかく、合格するには基本は全科目捨てることなく、得点していくということです。
税を捨てるなどと最初から決めて一切勉強しないというのは良くないと思います。
せめて、勉強を始めて自分にはちょっと合わないというようなら捨てようと検討する余地はあると思いますが。