宅建士試験は民法が出題されます。
おそらく、民法が出題されなければ、宅建士試験は法律系資格とは呼べないような気がします。それぐらい、法律系の資格には民法が必須なのです。
ですが、多くの人が苦手というでしょう。
私も苦手です。
本試験では、昔取った杵柄でなんとか8割得点できたわけですが、満点には届来ませんでした。
行政書士試験のときにさんざん勉強したのにです。
民法はどのくらいのレベルを勉強すればいいのか?
さて、どのくらいのレベルを勉強すればいいのか?
ずばり、宅建試験に求められるレベルだけ勉強していればいいです。
ただそれだけです。
それ以上でも以下でもありません。
よく、極めようとする方がいますが、その必要はまったくありません。もし自分がそれ以上の資格を目指すのであれば、勉強すればいいだけです。
それ以外は自己満足である他ありません。
最終目標が宅建士試験合格というだけならば・・・・
ただ過去問レベルの論点さえ押さえておけばいいだけです。
民法は深追いはしないが鉄則です。
特に条文と判例の区別するような?問題がありますが、あれは間違っても構わない問題です。行政書士試験合格者の私でも、たまに間違えることがあります。
これを正解するには、ほぼすべての条文を知っていなければ解けません。
1000条以上の条文を丸暗記!!こんなの馬鹿げてます。
よく弁護士なんかがすべての条文を記憶していると思っている人がいますが、弁護士ですらすべての条文が頭に一字一句正確に入っているわけではありません。中にはいるかもしれませんがごくまれだと思います。
宅建試験ではそこまでの学習はする必要はないということです。
まずはそのことを念頭に置いておきましょう。
実際に私の経験ですが、各試験の民法のレベルを表現したいと思います。
もちろん、レベルが高い順で言えば、
司法書士試験>行政書士試験>宅建士試験
になります。
司法試験は受けたことはないので、わかりません。細かい知識を求められるという点は司法試験よりも司法書士試験の方が上という話も聞きます。
ただ論文式の問題がありますからねぇ!!やはり司法試験がナンバーワンの難易度だと思います。
難易度順は当たり前なのである程度は予想付いたと思います。
問題は、どのくらい開きがあるのかです。
わかり易くするため、レベルで表現してみました。ざっと私の感覚です。
レベル10が司法書士だとすると、行政書士試験がレベル7、宅建士試験はレベル4くらいだと思います。
あくまでも私の感覚です。
ただ、最近の宅建士試験の民法も難しくなってきているようです。確かに平成29年度の民法も難しい問題もありました。難しい問題と簡単な問題の差が激しいというのが印象です。
なので、基本的な簡単な問題は落とさない、難問はある程度諦めるというスタイルで行くのが大事なんだと思います。
何も出題されるのは民法だけではありません。
民法で落とした分は、他の宅建業法や法令上の制限、税その他でカバーしましょう。
ちなみに通常、権利関係は民法が10点分、他の不動産登記法、借地借家法、区分所有法で4点分で14点になります。
なので、民法は10点です。他でも十分挽回できるというわけです。
この気持ちが大事です。
まとめ
まとめると、宅建で出題される民法は基本的なことが多いということです。
他、司法書士試験、行政書士試験などの上位資格よりは全然簡単です。
でも中には行政書士試験などで出題されるような問題も出てきます。
そいう問題に焦点を当てて、そのレベルまで学習レベルを引き上げるのかというと、その必要はありません。
基本的な問題を落とさずに、難問をある意味諦めるというスタイルが大事です。
民法は深追いしない!!
その分、他の分野でカバーするようにしましょう。
あくまでも民法は宅建士試験のレベルの勉強すればいいのです。
そのことを忘れずに!!