突然ですが、国家資格には合格パターンというのが存在します。
この合格パターンというのは、いわば得点パターン見たいなもんです。
例えば、宅建士試験で言えば、宅建業法が突出して高得点で、他の科目はどれも5割程度の得点というパターンです。
この得点パターンの種類が多いのが行政書士試験です。
行政書士試験はどういうわけか分かりませんが、各科目ごとの足キリもなく、配点の差も大きいので、そういったパターンが多く発生します。
ちなみに足キリがないと言いましたが、一般知識の足キリというのは存在します。
宅建士試験とは大きく配点や出題形式が大きく変わるのです。
宅建士試験の合格得点パターンは少ない!?
では宅建士試験の得点パターンはどうかというと
少ないです。
考えられるパターンは1科目の得点が低く、他の科目が高いタイプと全体的には平均タイプくらいではないでしょうか。
これを突き詰めていくと
宅建士試験は不得意な科目(分野)を2つ以上作っては合格できない
ということになると思います。
つまり、捨てとなる分野は2つは作れないということです。
このブログではもちろん捨てとなる分野は1つも作らずに合格することをオススメしています。
つまりタイプでいくと、全科目が平均的に得点できているタイプを目指すことになります。
それが一番いいかと思います。さらに合格率を高めるためには宅建業法に注力すればいいということになります。
これが宅建士試験の必勝方法です。
具体的な得点パターンとしては、以下のような感じになります。
・宅建業法 17点
・法令上の制限 5点
・税その他 6点
・権利関係 9点
これで、37点になるので合格安全圏といえるのではないでしょうか。意外と簡単だと思います。賛否両論あるかもしれませんが、だいたいがこんな感じの得点を目指すといいでしょう。
やはり鍵は宅建業法です。
あとは平均的に得点していけばいいだけです。
この通り、宅建士試験の合格パターンは少ないです。他の得点パターンは他にあまり想像できません。
つまり、宅建の有資格者はどうあるべきというメッセージを読み取ることができます。
私はこう読み取れると思います。
「宅建業法に関しての豊富な知識があり、他不動産に関しての知識が最低限ある者」
求められる宅建士有資格者の人物像ってこんな感じではないでしょうか?
試験の合格ライン、配点から読み取ることができます。
ちなみに冒頭ですこし触れた行政書士に求められる人物像は
私が思うに
「法律のこと(行政法の知識は特に)に関しての最低限の知識とある程度、教養のある者」
こう読み取れると思います。
やはり、行政書士は幅が広く、いろんな人が多いと思います。完全に余談ですが。
とりあえず、まとめると
宅建士試験は宅建業法が大事だということと、捨て分野を2つはおろか1つも作ってはいけないというところでしょうか。