権利関係を無視、まったくのノー対策でも、配点上と理論上では合格することができます。
もちろん、その年度にもよりますが・・・・。
配点と内容の濃さから言って、権利関係を捨てるのは、決して悪い対策とまでは言えません。
その分、他の科目を徹底的に叩き込めば、合格も可能です。
では実際、民法を中心としたこの権利関係を捨てていいのでしょうか?
権利関係を捨てても合格はできるけど・・・
確かに権利関係は捨てることができます。それは否定しません。
ですが、私個人としては権利関係はぜひしっかりと勉強していただきたいと思っています。
というのもやはり権利関係は非常に興味深いからです。
民法を制するものは司法試験を制するなどの言葉があるように、すべての法律試験で民法は重要なポストを占めています。
宅建士試験から発展して司法書士試験、行政書士試験、はたまた弁護士へと法律への興味につながる可能性が高いです。
そこで権利関係を初めから捨て科目にしてしまうと、こういった士業へのチャンスロスにも繋がりかねません。
実際に、宅建士試験からはじめて弁護士になられた方もいるみたいです。
また、宅建士から司法書士になったという人は案外いると思います。
そういった意味でやはり権利関係の知識が非常に大事になってきます。もちろん、個人間のトラブルの予防や解決する際の知識としても役に立つでしょう。
というわけで、権利関係の学習をおろそかにしておくと後々大変になってきます。
なので、もし自分が法律に少しでも興味があるという場合、そして行政書士、司法書士なんかの法律系資格にランクアップしたいという気持ちがすこしでもあるならば、絶対に権利関係は捨て科目にしてはいけません。
逆にそういう気持ちがあまりないという場合は、深追いはしなくても私は良いと思います。
宅建士試験は捨て科目を作らずが基本!!
宅建試験は捨て科目なく!!が基本です。
そのことは忘れずにいましょう。捨て科目を作ってしまうとそれだけ合格から遠ざかっていくとは間違いないと思います。
仮に権利関係を捨てたとしたら、配点の14点分がノー対策になるわけですから、ヤマ勘であったとしてもせいぜい3~4点程度でしょう。
そうなってくると他の40点分を他科目から引っ張ってこなければなりません。
ということで、必ず他科目にしわ寄せが来ます。
私もなまけものの性格なので、受験前は捨て科目にできないかなと?ググったりしましたが、あまり○○を捨て科目をしたという記事がなかった記憶しています。
やはり宅建士試験の合格者のほとんどが捨て科目なく、合格したんだと思います。
もちろん、私も捨て科目は作らずに合格しました。