行政書士試験合格者が宅建士試験に合格するために、やるべきことは一言で言えば
民法以外の勉強です。
何当たり前のこと言ってんだとお思われたかもしれません。
それとまず、行政書士試験合格者には民法でだいたい7点から10点くらいのアドバンテージがあると思って下さい。
行書時代に真面目に勉強した人であれば、無勉でもそれくらいは取れるはずです。
ところで、民法以外の科目というとどんなものがあるのでしょうか?
簡単に言えば、宅建業法、法令上の制限、税その他などがあります。
それぞれ特徴がありますが、まずは宅建業法に注目してみましょう。
宅建業法は行政法に似ている!?
行政書士試験で合格した人からしてみれば、宅建業法はまさに行政法の位置づけと同じです。配点が高い上に範囲が狭い。こんなラッキー科目ないでしょう。
勿論、行政書士試験合格者であるならば、行政法を攻略することが合格への近道ということはご存知でしょう。
合格者の中で行政法を捨てたという人はいないと思います。
行政法=宅建業法だと思ってください。
でも、この宅建業法という科目は少しだけ物足りなく感じると思います。
無機質というか理解はあまり必要なく完全なる暗記科目です。
他の科目も基本的には暗記科目です。数字が出てきたり、手続き的なことであったりと基本理解というよりは暗記です。
暗記をすることにつかれてくると興味がなくなってきます。
ある種、マンネリの状態になってきます。楽しく勉強とはいかなくなってきます。
まずはそのことを知り、それを乗り越えていかなければなりません。
宅建士試験は行政書士試験の勉強よりつまらない!?
正直、宅建士試験の勉強は行政書士試験の勉強と比べて、つまらなく感じることが多いと思います。
なぜならば、まったく身近な法律とは言えないからです。
民法などであれば紛争解決のための法律なので、自分に置き換えて想像しながら勉強することができます。
そして、勉強後に、もし自分にトラブルに巻き込まれた場合なんかでも知識を活用することができます。
これが、宅建業法はどうでしょうか?
自分を宅建業者に置き換えるにしても、そんな経験なんて合格前はすでに就職してるわけでもなければ想像すらできないでしょう。
このように不動産業界に興味があって、どうしても関わりたいんだという人でないと、とても勉強が楽しく感じることはないと思います。
大事なのは、そういう試験なんだと割り切ることです。
資格試験を合格するためにだけ勉強していると割り切ってください。
なによりも合格が最終目標であることを忘れてはいけません。合格後は全科目好きであろうが嫌いであろいうが、別に気にする必要はありません。
まずは、資格試験合格のために勉強する!!
勉強が楽しいかつまらないかは一旦、隅にでも置いときましょう。
まとめ
宅建士試験の勉強はほとんど暗記科目であまり面白くないということ。
そして、合格の鍵となるのは宅建業法だということです。
行政書士試験合格者はとにかく、宅建業法に注力しながら、他の科目も勉強するということです。
ずばり、合格の秘訣はコレです。
当たり前と言えば当たり前ですが。