今回は宅建士試験の勉強のコツについて書いていきたいと思います。
このブログの全体のテーマでもありますが、何事に対してもコツというのは非常に大事になってきます。
幼い子供が自転車を初めて乗れるようになるようにコツを覚えたら、そのあとはうまくいくことも多いです。
それでは宅建士試験のコツについてみていきましょう。
宅建士試験の特徴は!?
宅建士試験というのは、細かい数字などはあって、暗記するのにも大変そうに感じますが、実はそこまでボリュームが多い試験というわけではありません。
基本書を見てもわかるように1冊でまとめられていることがほとんどですし、そう分厚いわけではありません。
ちなみに司法書士試験クラスになると、一冊ではまとめきれずに科目ごとに1冊の場合がほとんどです。そしてそれらを全部集めたら、ものすごいボリュームになります。
宅建士試験はボリューム自体は大したことはありません。
極端な話でいえば、20時間程度で試験全体を網羅的に学習することも不可能ではないと思います。
もちろん、20時間という数字は適当ですが・・・。
およそ基本書のページ数が800ページくらいなので、仮に1ページ読むのに1分かかるとします。
そうすると基本書読み終えるのに800分ということになります。それを60分で割れば、答えが出てきます。
ということで基本書は14時間程度で読破できるということになります。
適当でも以外と良さげな予想を立てていました(笑)
ということは2、3日で宅建士試験の全内容を1周できるということですね。
こういった出題範囲が膨大ではない試験で特にいえることなんですが、科目を決めて密度の濃い学習をするよりも、密度は濃くなくても全科目を学習した方が良いことが多いです。
イメージしやすい例を挙げるならば、大きな壁にコレからペンキを塗っていくとします。
部分毎をペンキを濃く仕上げていくよりも、だだっ広い全体を何度も重ね塗りしていく方が良いということです。
例えば、試験までの期間が三か月間あるとしたら、一月目は宅建業法をマスターする、2月目は法令の制限、税その他をマスターする、3月目は権利関係をマスターするというのではなく、3月全期間、全科目をマスターするという方が良いといえます。
というのも、人間は忘れる生き物だからです。
上の例でいえば、試験当日には宅建業法は2か月前の古い記憶となっているからです。
当然、直前にやった権利関係よりも忘れやすいというわけです。
スケジュールを立てる段階で注意してください。
もっともダメなスケジュールの立て方を例に挙げれば、上のようなスケジュールだと思います。
宅建業法は全期間、あるいわ中間期にやる!!
配点の高い、宅建業法は全期間やるのが理想ですが、どうしてもそうはいかないという場合は中頃にやって下さい。
理想は試験前にやるのがベストですが、そうなると間に合わないという可能性があるので、中期くらいということになります。
記憶的な理由だけでいえば、上の例のように1月目にやるのはあまり良くないというわけです。
ただ、全期間やれるのであれば全期間やりましょう。
それだけ、宅建業法は配点も高く、重要な科目というわけです。
大抵の参考書は権利関係からスタートして、宅建業法、法令上の制限、税その他あたりの順番に構成されているので、上のダメなスケジュールの例にはなることはないと思います。
独学でやる場合は一切強制されることなく自由に勉強ができるので、自分の思い通りにできるというのが利点です。
ですが、逆に言えば、効率の悪い勉強方法にもなる可能性も秘めているということにもなります。
なので、十分に情報を得たうえで勉強をはじめましょう。もちろん、当ブログ以外でも納得のいける勉強方法があれば、自分で選択すればいいことです。
とにかく、独学の場合は情報を集めることから始めましょう。
誰も教えてはくれません。勉強はもちろん、勉強方法もです。
合格者のブログ、体験記などをみたり、知人に合格者がいるならばその人に聞いたりと自分で動いて、情報を集めなければいけません。
それが独学者のつらいところではあります。
今回は勉強の仕方について、少し書いてみました。これからどんどんと具体的なことも記事にしていきたいと思います。
一応、私は宅建士試験の合格者なので、大きく間違った勉強方法ではないと思います。
皆さんの参考に少しでもなればと思っています。